美白に役立つ野菜・果物
美白の定義とは~メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐこと。
美白というと、肌が白くなると勘違いしている人が多いですが、残念ながら自分が持っている肌色は変わるわけではありません。
「シミを消したい」「シミをうすくしたい」「肌を白くしたい」という願望はありますが、
大切なのは、「黄ぐすみ」「年齢ぐすみ」などシミを含めて肌全体の老化を考えることだと思います。
美白というと必ずメラニンという言葉が出てきます。
本来メラニンは紫外線からあなたの肌を守ってくれる役割をしています。ではなぜ悪者扱いされるのでしょうか?
紫外線に当たると、「メラニンをつくれ」という指令が出ます。
この指令が出ないと紫外線から肌を守ることが出来ません。メラニンがつくられても肌がターンオーバー(古い肌から28日かけて新しい肌に生まれ変わります)することにより元の肌色に戻ります。夏日焼けした後元に戻りますよね。しかし、ターンオーバーしても皮膚に残って色素沈着してしまったものがシミになるのです。

メラニンには黒色と肌色の2種類あり、黒色と肌色(黄色)のバランスによって肌の色が決まり、特にシミの部分は黒色が優勢で茶色に見えるわけです。
つまり美白のためには黒色メラニンをつくらせない、肌色メラニンを増やせば良いのです。
この働きをしてくれるのがグルタチオン。ペプチドといわれるアミノ酸の一種で、肝機能向上、免疫力強化などの優れた効果があります。特に注目されているのは抗酸化効果。ビタミンCより優れていて、アンチエイジングや美肌効果目的の美白化粧品、サプリメントなどに配合されています。

実はグルタチオンは体内でも作られますが、加齢と共に減っていくので食品から補給するのが大切。
グルタチオンは牛や豚のレバー、アボカド、アスパラ、かぼちゃなどに含まれています。但し、グルタチオンは熱に弱く水に溶けやすい性質を持っていることから、そのまま生で食べられる食材、特にアボカドがオススメです。